
節分には豆まきをしますが、撒いた豆はどうしますか?拾って食べるか迷いますね。拾い残しも気になります。それに撒いた豆をペットが食べるのも、あまり良くないようですよ。
何か良い方法はないか、考えてみました。
節分に豆まきをする意味は?
そもそもどうして節分には豆まきをするのでしょう?
昔、鬼が出た時に豆を鬼の目に投げつけて退治したという話が残っていて、「まめ=魔滅」「まめ=魔目」という語呂合わせの面もあるようです。
鬼に豆を投げて退治するなんて、何だかのどかで良い話ですよね。これが槍とか石を投げて、というとまったく違ったイメージになりますね。
というわけで、鬼をやっつけるものは「豆」なわけです。節分は立春の前の日ですね。
立春は昔は一年の始まりでしたから、一年の災いを「鬼」にたとえて退治するんです。「無病息災」を願うわけです。
節分の豆の種類は大豆じゃなきゃダメ?
節分の豆は、大抵の地域では「炒った大豆」を使います。
生の大豆を撒いて、それから芽が出てしまうと縁起が悪いそうです。
それに「炒る」は「射る」と同音なんですね、なるほど。火を使って豆を炒ることで「鬼を封じ込める」という意味もあるそうで、それを最後は人間が食べてしまって、鬼退治は完結するんです。
ということは、節分の豆は「炒った大豆」じゃなきゃダメなんでしょうか?
日本は広いです。風習が地域で違うのは、当然ですよね。
節分の豆まきの豆が「落花生」というところがあるんです。
北の方に多いようですが、南でも地方によってはそういうところがあるようです。
落花生も「豆」ですから、「 魔滅 」「魔目」という点ではOKです。
落花生は茹でるので「炒る」ことはしませんが、火を使うのは同じですね( 鬼を封じ込めてくれるでしょう!)。
そしてもちろん鬼を封じ込めた豆は、食べちゃえますね。
豆まきの後始末を楽にするアイディア
豆まきをした後、撒いた豆はどうしますか?
家の中ならまだしも、外に撒いた豆を拾って食べるのは、ちょっと躊躇しますね。
豆は小さいので、タンスと壁の隙間に入ってしまったりすると、取るのに苦労します。気付かないでそのままになって、小動物が喜んでくれたりするのは、こちらはちっとも喜べません。
それとペットを飼っている場合には、注意する必要がありますね。犬や猫が食べてしまうことがありますが、のどに詰まらせたりする恐れがあります。
消化が良くないし、食べ過ぎると中毒症状を起こすこともあるようです。
そこで、上にも書いた「落花生」です。
落花生の一番良いところは、殻のまま撒けるので、豆まきが終わった後で回収した豆は、殻を剥けばきれいだということです。
殻付きだと大きいので、行方不明になることもあまり考えられません。
犬や猫が口に入れたとしても、殻の部分はおいしくありませんから吐き出してしまうか、食べたとしても2ヶ3ヶと次々に口に入れることはないでしょう。
それでもやっぱり大豆にこだわりたいという場合には、小さな袋に分包された節分用の大豆が売られています。
撒く時に、「ドサッ」「バサッ」という感じで、豆まきの雰囲気としてはイマイチかもしれませんが、撒いた後の片づけも簡単だし、拾った豆を食べようかどうしようかと頭を悩ませることもありません。
幼稚園や商店などの豆まきでは、この小分け袋入りを使っているところが多いようですが、家庭用も売っています。
節分に豆まきをする意味は?豆の種類は大豆だけ?まとめ
豆まきで重要なのは、「豆」と「火を使っていること」ですね。
豆は落花生を使うなり、小さな袋入りを使うなりして、後片付けやペットの心配をしなくても良いようにすると安心ですね。
節分には豆撒きで「鬼」を追い払って、一年の無病息災を祈りましょう!

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