
海外に行ったら命の次に大切だと言われているパスポートですが、いつも持ち歩くべきなのでしょうか?
ホテルの金庫に預けるとか、コピーを持ち歩くとかも聞きますが、どうするのが一番良いのでしょう。
本記事では下記について解説していきます。
• 海外旅行中にパスポートは持ち歩くべきか
• ホテルの金庫保管は安全なのか
• コピーやスマホ保存はどこまで有効か
パスポートの管理の仕方に絶対の正解はない・・・!
最初に結論を言ってしまうと、パスポート管理に万能な正解は存在しない、ということなんです。
重要なのは
• 国・都市ごとの事情
• その日の行動内容
• 自分のリスク許容度
を踏まえてその都度判断するということになります。
海外旅行中、パスポートは常に持ち歩くべき?
細かく考えていきたいと思います。
パスポートの原本携帯が必要になる主な場面
• 空港・国境越え
• ホテルのチェックイン
• 警察による職務質問
• 高額商品の購入や免税(VATリファンド)
• レンタカー利用、年齢確認
どこの国/地域にいても、パスポート原本提示を求められることがある、ということは知っていてほしいと思います。
パスポートを持ち歩くメリット
• 身分証明を即座に行える
• トラブル発生時の対応がスムーズ
• コピーでは通用しない場面でも安心
持ち歩くデメリット
• スリ・置き引きの被害に遭う可能性
• 紛失時のダメージが非常に大きい
• 紛失してしまうと再発行まで数日~1週間以上かかることもある
ホテルの金庫にパスポートを保管するのは安全?
金庫保管のメリット
• スリ被害のリスクを大幅に減らせる
• 観光中に身軽でいられる
• 精神的な安心感がある
金庫保管の注意点・デメリット
• 金庫も100%安全ではない
• 急な身分証明が必要になると対応不可能
• 暗証番号トラブルや故障の可能性がある
スリの手口を知る
参考のために私が比較的よく知っているヨーロッパで、盗難に合うときの例を書いておきますね。
• 地下鉄・トラム内が混雑している時
• 観光地での署名・募金を装った接触
• レストランでの椅子の背のバッグ掛け、足元置き時の盗難
•書類などの記入時の盗難
首下げパスポートケースは一見安全そうですが「観光客です」と宣伝しているようなものでもあるため注意です!首さげの場合には服の下になるように身に着けた方が良いです。
パスポートのコピー・写真は必須?どこまで使える?
パスポートのコピーを取る場合のページ
• 顔写真ページ
• ビザページ
• 入国スタンプページ
紙のコピーは原本と別の場所に保管するのが鉄則
スマホ保存・クラウド活用
• 写真またはPDFで保存
• オフライン閲覧可能に設定
• クラウド+端末内の二重保存が理想
コピーが役立つ場面
• 紛失・盗難時の再発行手続き
• 大使館・領事館での本人確認
• 一部ホテルでの身分証代替
もちろん入国管理や(考えたくないけれど)警察などでは、原本が必要になります。
パスポートは持ち歩くべきか?まとめ
海外旅行中の貴重品の管理は、あくまでも慎重に!と心がけましょう。
ヨーロッパなどは一見安全に見えますが、実際はいろいろな事件が起きています。
ちなみに危険度は「南高北低」です。
一般的に北のほうが安全で、南に行くにつれて危険度が高くなっていく感じです。
厄介なことに、あまり安全な地域ではないと言われるところでは、ホテル内もあまり安全じゃない、というところです。
最初に書いたように、滞在地域やその日の自分の行動を考えて、その都度どうしたら良いか決める、ということですね。
私自身はいろいろな経験から「基本的になるべくパスポートは持ち歩いた方が良い」と思っています。
貴重品の持ち方についてはこちらを参考にどうぞ!
パスポートのスキミングについてはこちらをどうぞ!

コメント