アドベントと言う名の通り、クリスマス前の約ひと月(アドベント期間)をろうそくをともして過ごすので、とてもロマンチック。
クランツはドイツ語で「花輪」のこと、英語の「リース」です。
4本のろうそくをあしらったリースが、アドベントクランツ(Adventskranz)です。
第1アドベント(クリスマスから4週前の日曜日)に1本目のろうそくに火を付け、翌週の第2アドベントに2本目・・・クリスマス直前の日曜日には4本全部のろうそくに灯がともるのですね。そして待ちに待ったクリスマスがやってきます。
クリスマス前からろうそくを飾るアドベントクランツ
アドベントクランツ(Adventskranz)はドイツが発祥の地ですが、その後他の国々にも広がって行ったということで、英語ではアドベントリース(Advent wreath)やアドベントクラウン(Advent crown)と呼ばれています。
発祥の地ドイツでは、ほとんどの家庭でアドベントクランツを飾ります。北国の冬は暗いので、クリスマスまでの時期をあたたかい光で包み込んでくれるアドベントクランツは、なくてはならないものなんですね。
その名の通り伝統的なアドベントクランツは、モミの木など(キリストがもたらす永遠の命の象徴である常緑樹)を輪(神の無限の愛の象徴の形)に作って、その上に4本のろうそくを立てたものですが、最近はいろいろな素材で、形もいろいろです。
色使いや材料は伝統的だけれど、輪になっていないアドベントクランツ
アドベントクランツのろうそく
アドベントには日曜日が4回あって、1本ずつろうそくを灯すので、ろうそくは4本が基本です。
真ん中に白いろうそく(キリストのキャンドル)を置いて、それを4本のろうそくが取り囲むということもあるようですが、ドイツで一般的な家庭で飾るものは、ろうそく4本であることが多いです。
ろうそくの色は、いろいろですが、一番多く見かける典型的なものは、いかにもクリスマスカラーのイメージがある赤のような気がします。
それ以外にも、青や金色、白、紫など、いろいろな色のろうそくが使われています。
何しろ4週に渡って火を灯すので、ろうそくは太くて大きなものが一般的です。
アドベントクランツを自分で作る
自分で常緑樹の枝を輪にして、ろうそくを4本立てるのはなかなかに大変です。
特に日本で作るとなると、ろうそくを立てるための金具を手に入れるのも無理そうです(ろうそくを輪にくくり付けるわけにも行かないですからね)。ろうそくはしっかり立てないと、危ないですし。。。
そこで、自分で作るのであれば、輪にしないアドベントクランツが良いのではないかと思います。
ろうそくを4本置ける平らなプレートと、置いただけでも安定して立っている太いろうそく4本、常緑樹などの葉っぱ、ヒイラギなどの赤い実のついた枝、松ぼっくりなどがあれば、ぱぱぱっと作れてしまいます。
ろうそくに火を付けるので、あまり燃えやすそうなものは使わない方が良いですね。
私も自分で作ってみました。こちら!
やっぱりクランツなんだから、輪になっていないとという向きにはこちら。
クリスマスの楽しみは、長く続いたら嬉しいですね。
クリスマスのひと月も前からロマンチックな気分にさせてくれるアドベントクランツは、お勧めですよ!
簡単アドベントカレンダーの作り方はこちら
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