
先の見えないコロナ禍、不安になります。
特に私の住んでいるヨーロッパでは爆発的に感染者が増えて、致死率も高くなって来ています。
満員電車も動いている日本で、どうして感染者が少ないのか(2020年3月24日現在)、実は不思議で不思議で仕方がないんです。
いろいろ対応はしているけれど、これと言って日本だけが有効な手段を持っている、なんていうこともなさそうだからです。
もしかすると医療設備/システムとかそんなことじゃなくて、私が日常感じている日本とヨーロッパの習慣の違いがこの差を生んでいるのかもしれない。。。
という仮定のもとに私の考えをまとめてみました。
日本人の手洗いと入浴の習慣
日本人の手洗い
日本では小学校はもちろん、その前保育園や幼稚園の時から、石鹸で手を洗うことはかなり厳しく(丁寧に)勉強(訓練)しますよね。
学校の水道には、ネットに入った石鹸が吊り下げられていたりしました(古い?)。今は液体せっけんですね。
とにかく今回のコロナ感染症の予防で奨励されているのは、「手洗い」です。ドイツでもです。
この重要な予防法を、私たちは小さなころから習慣として身に付けているんですね。
日本ではこういった生活習慣的なことも学校で習いますが、家庭環境などに左右されずにどの子も身に付けられる、すばらしい教育環境だと思います。
今回の新コロナ禍の情報を見ていて知ったのですが、この手洗いは1952年に赤痢が流行したことが発端だそうです。
日本人がもともと特別きれい好きというわけではなくて、過去の災禍から学んだことだったんですね。
しかもこの時すでに液体せっけんが作られていたのですって。驚きです。
この時に石鹸を作ったのがこちらの会社SARAYA(ヤシノミ石鹸で有名)で、サイトでその経緯が説明されています。
手洗いと言っても、なかなかきれいに洗うのは難しい・・・
20秒間と言われていますが、時間だけ長くてもダメなんですよね。
ピザを食べた後コンタクトレンズを触る前の手の洗い方、とも言われています。
最近見つけた、花王の「あわあわ手あらいのうた」が優秀。かわいくて気に入ってます。
私は最近これで手洗いしています:)
日本人のお風呂好き
毎日お風呂に入る人、多いですよね。
夜お風呂に入るというのは、昔からの習慣なんでしょうか。
ヨーロッパでは、たいてい朝シャワーを浴びる人が多いようなのですが(毎日浴びる人は少ないと思う)。
夏は高温多湿になる日本で、寝る前に汗を流してさっぱりしてから就寝するというのが習慣になったのは、すごく納得できることです。
その日の汚れと疲れはその日のうちに、という感じでしょうか。
髪も頻繁に洗いますね、日本人。
感染症の予防にお風呂が有効かどうかはちょっとわかりませんが、それでもやはり清潔を保つというのが悪いはずがありませんよね。
家の中では靴を脱ぐ
外を歩いた靴で家の中を歩き回る、って日本人だとちょっと考えられないかも。。。
私自身、初めての海外の長期滞在はイギリスだったのですが、靴で歩いているその部屋の床にしゃがみ込んでトランプを始めるのを見た時には、ものすごくびっくりしたのを(大昔のことなのに)良く覚えています。
ドイツでは自分の家ではサンダルやスリッパのようなものに履き替える人が多いですが、それでも家の外と中の区別をはっきりつけているわけではありません。
衛生面で見れば、外を歩き回った靴を家の中に持ち込まない方がずっと良いに決まっていますよね。
人と距離を置く日本人
挨拶の時も身体に触れない日本人
日本人って、挨拶する時に相手の身体に触れませんよね。
握手したり、ハグしたり、ましてやほっぺにチュッなどとする日本人はまれではないでしょうか(まずいない)。
新コロナウィルスだけじゃなくてたいていの感染症がそうですが、接触することが一番まずいです。
身体に触れないということは、お互い距離を置く(物理的に)ということですから、接触感染を起こしにくくなるのは当然です。
知らない人とは話さない日本人
東京などの大都会なんかで暮らしていると、周りの知らない人と全然話しをしない、ということは当たり前で意識することもないかもしれません。
あの満員電車の中で隣の人としゃべりまくる、なんていうことを想像したらおかしくて笑っちゃいました。
やかましいだろうな~。
あの満員電車でなぜに感染が広がらないのか不思議なのですが、これかもしれません。
しゃべらなければ飛沫も飛ばない。
日本人は特別な免疫を持ってる・・・?
いやいや、それはないと思うのですが・・・
たとえば風土病などで似たものがあるとか、ね。
実はこれを書いている最中に、Twitterでとても興味深いものが流れてきました。
BCG予防接種が免疫力を高めて新コロナウィルスへの抵抗力も強くなるのではないかと、4ヶ国で研究が始まるそうです。
新しい薬やワクチンを作るには時間がかかるので、既存の薬品で効くものがないかいろいろと研究がされていますが、そのうちのひとつですね。
BCG接種は日本人であればたいてい受けているのではないかと思うので、これが証明されると日本人にとっては吉報となりますね。そして私の持っている「ナゾ」、どうして日本人に感染者が少ないのか、の答えになる可能性もあります。
ただBCG予防接種は日本でだけ行われているものではないのですね。西ヨーロッパではかなり前に中止されているそうですが、アジアやアフリカ、東ヨーロッパなどでは今も行われているようです。今感染者が爆発しているアメリカは全然です・・・
それにこれは新コロナのワクチンになるわけではありません。もし効果があるとしてもあくまでも免疫力を高めてくれるということで、罹患しても重症になりにくいという感じなのかなと思います。
今の段階では単なるひとつの希望、現在たくさん行われている試験のうちのひとつだということです。
こちらのサイトが詳しくまとめられています(英語)。
今私が危惧すること
これを書いているのは2020年3月24日ですが、日本は感染者が増え続けているとは言え、急激な広がりは見せていません。
検査をしないで感染者数を少なく見せているという人もいますが、イタリアなどを見ていればわかる通り、感染者が爆発的に増えればそれに伴い死者数も増えて、とても隠せるものではないでしょう。
病院も患者で満杯になってパニック、そうなればそれも隠せるものではありません。
もちろん感染者はもっとたくさんいると思います。症状が出ない人も多いですし。でもそれは、どこの国でも同じことです。
私が今こわいと思っているのは、日本がここで気を緩めてしまって、コロナウィルスに拡散するチャンスを与えてしまうのではないかということです。
実はこの記事を書いているのは、ただこれを言いたいからだったりします。
せっかくここまで抑え込めてきたのだから、どうか気を緩めないで!
いくら日本人が人に触れる習慣がないと言っても、やはり他の人との距離は十分に保って(ドイツでは1.5m、できれば2m)、なるべく近付かないように!
満員電車の中でしゃべらない(笑!
人混みには行かない!
手を洗う!
あの時は大変だったよね~!と笑って話せる時が来るまで!
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